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2017年6月13日火曜日

春T Rookie Champion 寄稿文

 梅雨に入り、花のように色とりどりの傘が街に咲きはじめました。毎年この時期に傘を3.4本失くしておりますブログ担当の田子です。春T特集2回目はRookie Champion(2年生のみで組まれたチームの優勝チーム)に輝いたWAD Dの角いづみさんによる寄稿文になります。
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寄稿文

 こんにちは、早稲田大学2年の角いづみです。今回JPDUブログに寄稿させていただくことになり、大変光栄です。チームとしての感想を、代表してまとめさせていただきます。

 私たちはチームWAD Dとして、4月22、23日に行われたJPDU Spring Tournament、通称春Tにおいて、Rookie Championをとらせていただきました。23日の夕方、この称号をいただくまでの道のりを手短に、述べさせていただきます。

①カオスプレパの開始
 チームが組まれて少しして、早速プレパ練が始まりましたが、これがまた大変でした。同じinstitutionなだけあって、使うwordingなどは同じなのでプレパはしやすかったしディベート観も合っていたのですが、問題点は全くもって効率的なプレパが出来ていないことでした。つまり「勝てるプレパ」が出来てなかったんです。アイデアがバラバラと出るばっかりで、勝ち筋もスタンスも共有出来ていない、そんなプレパでした。
  このようなプレパになっていた原因は、勝ち筋が見極められず1stのくせに何も喋らず黙ってる私、あっちこっちのモーションについて感想や疑問点をベラベラと捲したてるこもさや、それに対して真っ向から反論する大河、というチーム構成でした。効率的なプレパができるはずもありません笑。

②ターニングポイント
 カオスなプレパを勝てるプレパにするには、それなりの改革が必要でした。最終的に、大会までには効率的なプレパができるようになったわけですが、そこまでにはターニングポイントが2つありました。
 1つは、チームトレーナーの鳥羽さんにより、こもさやに「守らないといけない五ヶ条」が与えられたことです。細かい内容はここでは控えますが、「人の話を遮らない」などが主な内容です笑。
 もう1つは、1からプレパの再構築をしたことです。大会まで残り一週間を切った頃、このままではまずい、ブレイクできないと焦りを感じた私たちは、プレパのやり方を改めて考え直しました。再構築をし、細かな時間配分とそれぞれが考えることを設定しました。これが後に優勝に直結したのは言うまでもありません。この再構築で判明したのが、私たちのチームはそれぞれが苦手なところを補い合えているということでした。例えば、対立軸を見極めるのが苦手な私と得意な大河、BOPを探すのが苦手な大河と得意な私、Exampleを考えるのが苦手な私、大河と得意なこもさや、といった具合です。それぞれが得意なことを役割として、共有するシステムを作ったことで、勝ち筋の見えたプレパができるようになりました。

③決戦の時
 大会が始まりました。1日目、まずはレジ落ちを無事回避しました。あとは練習した通り、落ち着いて確実に勝っていくのみでした。結果は一敗してしまい、バブルに組み込まれました。
 1日目夜、ブレイクアナウンスメントが出ました。結果はRookie team 1st breakプラスMain 1st reserved break。うわ、といった感じでした。あとスピーカースコア1.5点でMain breakでした。メンバー全員が悔しい気持ちでいっぱいでした。こうなったらRookieで優勝するしかないと決意を固めたのも、ちょうどこの時です。
 2日目、この日も無事にレジ落ちを回避しました。MainのOct Finalの時間にチームでプレパをし、頭をディベートモードに切り替えました。
 そしていよいよRookie SF。メンバーの想いは一緒でした。
「Rookie semi finalistはもう嫌だ。」
私は2回、大河とこもさやは1回、Championを逃しSFで散った経験がありました。今回また散ったら全員で引退だ!と宣言しました。冗談です笑。
 結果、SFを通過できたわけですが、これは焦らず丁寧なキャラクター分析とイラストを行なったことによると思っています。モーションは非常に身近で、わかりやすい内容でした。だからこそ、落ち着いてきちんとプレパをすることが大切でした。
 そしていよいよRookie GF。ここまで来て負けるわけにはいきませんでした。浮き足立つ自分を落ち着け落ち着けと言い聞かせ、ラウンドに臨みました。ラウンドは正直綺麗な試合ではありませんでした。どっちもどっち、といった感じのクロース確実ラウンドでした。Closing ceremonyまでの時間は、驚くほど歯痒いものでした笑。気が気でなかったですが、遂にClosing ceremonyの時、Rookie Championとして呼ばれたのは我々、WAD Dでした。正直ギリギリでした。先輩方を含め、WADのメンバーが一緒になって喜んでくれたあの瞬間を、私たちは忘れることはないと思います。


④全体を振り返って
 私個人の話をしますと、これまで一年ディベートを続けて来て、正直鳴かず飛ばず、他のWADメンバーのように結果を残せていませんでした。今回、Rookie Championをとることができ、これまでの全てが報われたような、これまでとは違うディベート人生が遂に始まったような、そんな気がしています。
 本大会に向けて、お忙しい中たくさんの先輩方が練習に付き合ってアドバイスしてくださいました。本当にありがとうございました。WADアベック優勝の一翼を担えたこと、私たちWAD Dは大変光栄に思っています。



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 いづみさんお忙しい中ご協力いただきありがとうございました。
そしてWAD Dのみなさんおめでとうございます!!

 次回は中央大学で行われた練習会出張版の特集になります!


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